いの町商工会

土佐和紙

天皇への献上品としての記録から、約1000年前には製造されていたと考えられています。さらに 「土佐日記」で有名な平安朝時代の歌人 紀貫之は土佐の国司としておおいに製紙業を奨励しました。江戸時代には、 土佐七色紙が創作され幕府への献上品として藩の保護を受けたため、土佐の主要な特産品としてますます発展しました。明治時代に入ると日本紙業界の恩人として名を知られる 吉井源太 が典具帖紙・三椏改良半紙などを考案すると同時に製紙用具の改良に力をそそぎ紙業発展の基礎を築きました。こうして良き先人、良質な石灰や水、優れた製紙原料に恵まれた高知県は伝統ある地場産業として土佐市・旧伊野町をはじめ、各地に産地を形成し、紙業王国土佐として発展してきたのです。
時代の変遷に伴って全国的に手すき業は衰退しましたが、手すき和紙は今でも根強い人気があり、中でも土佐和紙は種類の豊富さと品質の良さで有名です。

いの町にはベテランから若手まで13名の手すき和紙の職人がいます。
原料となる楮の木や紙漉きの道具が所狭しと並ぶ工房では、紙の原料と簀桁が生み出す心地よい水のリズム音を響かせながら、職人がただひたすらに紙漉作業を繰り返しています。一人で一日に数百枚を漉くこともあれば、数人がかりで一日かけて大きな一枚の紙を漉くことも。どの場合でも欠かせないのは高い集中力です。職人は簀桁に生まれる紙の表情を見極めながら、一枚一枚ていねいにすいていくのです。

また、いの町内では紙の博物館と土佐和紙工芸村くらうどにて手すき体験をすることも可能です。

取扱店

紙の博物館
土佐和紙工芸村くらうど